笹森理絵氏講演

発達障害の特性への理解とわたしたちができること。
笹森理絵氏講演

シャープ創業者 早川徳次氏の言葉
「障がい者には適材適所さえ配慮すれば決して普通の人の能力と変わりがないのである。」

身障者は見て障害が解る事が多いが、発達障害は見た目では解らない事が多い。
発達障害は心の障害ではない。
選択(判断)するのが難しい。

あれ、それ→具体的に言ってくれたら解る。
できる事とできない事があるだけ。
これができる。これができない。それを知り、わかれば対応できる。
わからない事があったら言ってね!
→それは対応が難しい。
国語はできても日本語は難しい。

例えば、
お風呂を見てきて!
→お風呂場を見てくる。
お湯止めてきてくれた?
→見てきただけ
→お風呂が溜まっていたらお湯を止めてきて!
と言ってもらえば解る。

臨機応変・状況判断・大人の対応は難しい。

近く迄きたら電話して!
→近くって何処?

社会では失敗してから通用しない。
→?と思った時に聞く必要がある。
報・連・相〜相談が難しい。
→具体的な事実がない。

自分ならこれで解ると思って説明される。
→自分にはわからない…

説明書に良く目を通しておいてくださいね!
説明書は後にあります。
→後?振り向いてしまう。
→渡された書類の裏にあった…
→主語がないとわからない。

相手をたてる。
根まわしをする。
立場をわきまえる。
→できないと失礼な人と言われる。
→悪気はない。

診断されるという事は「不良品」に生まれたのか?
と傷ついた事もあった。
人は誰でもできない事は点在している。
全てを否定されている訳ではない。
できる事とできない事がわかれば、支援してもらう事もできる。
欲しいのは温かみ。
私はずっとここにいたい。

他にもたくさんのお話を頂きましたが、人は誰でもできる事とできない事がある。
環境や配慮で充分対応できる。
これは職場でも同じこと。
適材適所、環境や配慮の大切さを学びました。