難聴と認知症
本日は午前中は宇治市中途失聴者・難聴者協会の「みんなの手話勉強会」に参加させていただきました。
午後からは手話通訳者・要約筆記者の方々とうち合わせをさせていただき、活動期間中にお世話になった方々とお話しさせていただきました。
また、自社賃貸住宅の仕様決めや業務整理を行いました。
夜は「夢プレゼンパーティー」に出席させていただきました。
さて本日は難聴と認知症について一言
中途失聴者や難聴者の方は誰もが手話を熟知されている訳ではありません。
手話勉強会に私も参加させていただいておりますが、なかなか簡単には覚えられません。
耳が聞こえない、聞こえづらい方で手話通訳者を介しても内容を理解できない方々はたくさんおられます。
そのような方々は、前面スクリーンに話を要約して映し出して頂ける要約筆記はとてもありがたいものです。
私は耳は聞こえます。
しかしながら、仮に100の情報を、聞いても100の情報を聞き取れる能力はありません。また、内容を聞き間違える事も多々あります。
誰にとっても便利なものです。
私の亡くなった母は鼓膜が小さな頃に破れて片耳が聞こえませんでした。
私は高齢出産・一人っ子でしたので母親は私を本当に大切に育ててくれました。
しかしながら、会話は適当に理解する(聞こえたふりをして適当に流す)ので、会話は弾まみませんでした。
高齢になり認知症を患いました。
買い物に出て迷子になって警察に保護されることもありました。
デイサービスを経てグループホームのお世話になりました。
グループホームのお世話になるのは「介護を放棄することになるのでは?」と最初は抵抗がありました。
しかしながら、介護に関わる時間を夫婦共々働き稼いで費用負担をする方が、経済的にも精神的にもとても楽になりました。
また、週に数回面会するだけですから、子供も含めて母とケンカする事もなく楽しいひと時を送れます。
子供が母親を大好きでいてくれてとてもありがたかったです。
また、認知症によるトラブルを未然に防いて頂けるどころか、治ったのか?とおもえる程改善したように感じました。
母はグループホームで94歳で看取りさせて頂きましたが自宅で介護していたらこんなに幸せに長く生きる事はなかったと思います。
母の死後、難聴者協会後援会をご紹介いただき、難聴の事を勉強させて頂きました。
「難聴の方は認知症になりやすいと聞きました」
確かに難聴→会話をあまりしない→認知症になりやすい!=当たり前ですが、私はそれを聞いて母に申し訳ない気持ちと母にはできない恩返しを難聴者の方にしたいと思い後援会に入りました。
難聴者の方々が会話を楽しんでいただける環境づくりをするには、今は要約筆記は大変便利です。
耳が聞こえにくい方やその家族の方々は早急に宇治市や難聴者協会にご相談して下さい!
高齢になれば耳は自然に聞こえにくくなります。
しかしながら、そのままにしないでどうか、しっかりと対応(相談)して下さい。